●042 五十鈴の大宮 いすずのおおみや 〇かみじのみやまにおうるほこすぎ

 表題:五十鈴の大宮
 読み:いすずのおおみや

 収録:(A)高等女學校音樂教科書 5 山本壽,渡邊彌藏共編 大阪寶文館 1929(S.4).9=初/1930(S.5).11=訂正再版 ◎[A3-11],Copy=[Ka11]

 記譜:三部合唱(伴奏なし) ヘ長調 4/4

 インチピット:ミソ|ドド|レミファ|ファミ

 曲:C.Kreutzer?  クロイツァー,コンラディン(Kreutzer, Conradin)(1780-1849)[ドイツ]か?
 詞:犬童球渓

 ※夜の御社(458)と同曲


[詞] ※高等女學校音樂教科書より

1.~路(かみぢ)のみ山に生ふる鉾杉
  悠然立てるよみ空を衝(つ)きて
  汝(いま)しも護るか五十鈴の大宮
  心淨めて忌垣(いがき)に立てば
  何か知らねど奇(あや)しき御聲の
  胸にぞひびきていともかしこや
  いともたふとや
  垂るる頭に涙こぼるる

2.老杉(ろうさん)茂れる木立を縫ひて
  清澄(せいちょう)鏡と澄める御手洗川(みたらし)
  汝(いま)しも映すか曇らぬ大御代(おほみよ)
  拍手(かしわで)うちて御前(みまえ)に伏せば
  何か知らねど御~の御惠(みめぐみ)
  此身(このみ)を包みていともかしこや
  いともたふとや
  垂るる頭に涙こぼるる

  ※何事のおはしますかは知らねども
   かたじけなさに涙こぼるる

(C) Kyukei Kinenkan 2024